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【アルコール性肝硬変は断然女性のほうがなりやすい?】

2012.12.17

                   ☆忘年会もシーズン真っ盛り☆      


最近女性に増えているといわれるアルコール性肝障害やアルコール性依存症。実は同じお酒量でも女性のほうがアルコールの害が出やすいのです。忘年会シーズン真っ盛り、今回は女性とアルコールについてのお話です。

『アルコール性肝硬変』という病気があります。アルコールを飲むと肝臓が悪くなるというのはよく知られたお話ですが、アルコールによって直接痛めつけられることと、栄養障害という間接的な影響で、アルコー ルを長期にわたり大量に摂取した方の肝臓は『脂肪肝』→『アルコール性肝炎』→『肝硬変』という様に悪化します。ちなみに脂肪肝の時点ではお酒を控えればもとに戻ります。

肝硬変というのはま、簡単に言いますと、『本来ならレバーのようにつるっとした肝臓がぼこぼこになっていかにも悪そうになっている状態』です。もちろん、見かけだけではなく機能も落ちているため、ひどくなるとお腹に水がたまったり(腹水)、みかんの食べ過ぎでもないのに全身が黄色くなったり(黄疸)します。

そして!!アルコールを1日平均120g(日本酒5合)を15年間つづけると、1~2割の人が肝硬変になりますが、160gを20年間続けると発生率は大体半分の確率にアップします。

そして女性は男性より肝硬変の発生率が高く、積算飲酒量(どれだけの量を何年飲んだかということ)が約2/3で、飲酒期間も約10年短いうちに肝硬変がおこってしまうことがあるのです!

よって、同じお酒量でも女性のほうがアルコールの害が出やすいと言うことを、心に留めて、飲む前にフッと思いだして下さいね(^_-)-☆
 

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